2021年12月5日、初めてpostmarketOSに触りました。
postmarketOSはAlpine Linuxベースで、Androidスマホに本物のLinuxシステムを入れるものです。Ubuntu touchに近く、chrootでもprootでもAndroidでもなく、純粋なLinuxです。
- テストで起動できたソフト:GIMP、LibreOffice、Firefox。
- 動作しない項目: Wifi、音声、Bluetooth、3Dアクセラレーション、画面回転
このスマホは公式の推奨リストに入っておらず、状態はtestingです。基本的にほぼ全滅で、ハードウェアドライバー問題を解くだけで腹いっぱいです。
インストール手順は、PC側でフラッシュ用パッケージを作成し、それをスマホのTWRPで書き込む形です。
1. 必要なツール#
- スマホ:Redmi Note 5 (whyred)、bootloaderはアンロック済み、RecoveryはTWRP 3.5.2、全パーティションは消去済み。
- PC:Ubuntu 20.04、Python 3.7、Git、Opensslをインストール済み
2. フラッシュ用パッケージを作成#
- Linuxにpmboostrapをインストール:
pip3 install --user pmbootstrap
source ~/.profile2.自動補完をインストール
sudo apt install python3-argcomplete- bash shellの設定ファイル
~/.bashrcに以下を追加
eval "$(register-python-argcomplete3 pmbootstrap)"- pmbootstrapはインストール時にGitlabから最新版をダウンロードし、その中に各種機種の設定ファイルが含まれています。pmbootstrapを初期化します:
pmbootstrap init
Work path: Enter #デフォルトの作業ディレクトリを使用 (/home/user/.local/var/pmbootstrap)
Channel: edge
Vendor: xiaomi
pmbootstrap install --android-recovery-zip
Device codename: whyred
Username: User
User Interface: xfce4- フラッシュ用パッケージを作成します。デフォルトではスマホのsystemパーティションにインストールされます。容量が足りなければ、他のパーティションへインストールするパラメーターも使えます。Wikiを参照してください。作成中にユーザーパスワードの設定を求められるので、2回入力してEnterを押します。
pmbootstrap install --android-recovery-zip
#pmbootstrapを終了
pmbootstrap shutdown- スマホをPCに接続し、TWRPで起動します。作業ディレクトリから作成したpmos-*.zipフラッシュ用パッケージを探します。私のファイルはここにありました:
~/.local/var/pmbootstrap/chroot\_buildroot\_aarch64/var/lib/postmarketos-android-recovery-installerスマホにコピーし、systemパーティションをマウントしてそのままインストールします。
systemパーティションをマウントできない場合は、ext4でフォーマットしてシステムを修復してから再試行します。
インストール後にTWRPが"cannot mount system: resources are busy"という警告を表示しても無視できます。
続いてスマホを再起動します。
3. ソフトウェアをインストール#
デフォルトではスマホ上のボタンが小さすぎます。左上を押してAppearance→Settings → Window Scalingへ進み、倍率を最大にします。
入力欄をタップすると、スクリーンキーボードが自動で開きます。少しTermuxを使っている感覚です。
起動時にWIFIドライバーを掴めず…WIFIは使えません。WIKIを参考に、PCの光回線をUSB経由でスマホに共有しました :https://wiki.postmarketos.org/wiki/USB_Internet
これで少なくともネットには繋がります。
postmarketOSのパッケージマネージャーはapkです(Androidのインストールパッケージとは無関係)。欲しいソフトがなければ、自分でdebファイルを取ってきてインストールするしかありません。
apk add firefox libreoffice gimpテストではどれも起動できました…ただ、ソフト面の話をする前にハードウェアドライバー問題を解決しないといけません…現時点ではまだ実用的ではありません。
