PinePhone向けArch Linux ARMをメンテナンスしているdanct12は、事前ビルド済みのArch Linuxイメージを定期的にリリースしています。PhoshとPlasmaをプリインストールしたイメージのほかに、端末インターフェイスだけの"barebone"もあります。
今回使うのはこの「barebone」版で、「半手動インストール」を行います。書き込み後に手動でデスクトップ環境をインストールする流れで、だいたいこんな感じです
こうするとPinePhoneの動作原理をだいたい把握できます。さらに、danct12が提供していないデスクトップ環境を入れることもでき、たとえばPhosh、Plasma Mobile、GNOMEを共存させられます。
パソコンでPinePhoneのbareboneイメージファイルをダウンロードします
それをSDカードへ書き込みます(Tow-Bootを入れているなら、PinePhoneのeMMCへ直接書き込んでもかまいません)
sudo dd if=archlinux-pinephone-barebone-20220729.img of=/dev/sdc bs=100MPinePhoneへ挿して、PinePhoneをSDカードから起動します
起動後は端末インターフェイスです。デフォルトユーザーは
root、パスワードはrootです。もう1つ通常ユーザーalarmがあり、パスワードは123456です。キーボードを接続してください。
nmcliでWifiへ接続します。とはいえ私のPinePhoneはハードウェアのWifiが焼けてしまったので(悲)、有線ネットワークを接続しました。まずpingしてネットワークが自動接続されているか確認します
ping google.com -C 3viで/etc/pacman.d/mirrorlistを編集し、台湾のArch Linux ARMミラーサイトのコメントアウトを外してダウンロードを速くします。システムパッケージを更新します
pacman -Syu- デスクトップ環境とよく使うソフトウェアをインストールします。danct12のリポジトリが、必要なパッケージをまとめてくれています
pacman -S base sudo networkmanager danctnix-usb-tethering openssh firefox- Phoshをインストールします
pacman -S danctnix-phosh-ui-meta dialog kgx- またはPlasma Mobileをインストールします(両者は共存できます)
pacman -S danctnix-pm-ui-meta dialog kgx- デスクトップ環境サービスを有効化します
systemctl enable NetworkManager
systemctl enable ModemManager
systemctl enable sshd
systemctl enable usb-tethering
#Phoshをインストールした場合
systemctl enable phosh
#Plasma Mobileをインストールした場合
systemctl enable lightdmこれだけ?そうです…再起動してシステムへ入ってみましょう。これが最小インストール環境の姿で、ソフトウェアは何もありません。必要に応じてLinux APPを自分でインストールしてください。Arch Linux ARMでもAUR Helperが使えることを忘れずに。

上の第8ステップから分かるように、どのデスクトップ環境を起動するかは、systemdでどのウィンドウマネージャを実行するかを決めるだけです。GNOMEのGDMも同じです。また、物理キーボードでCTRL+ALT+F1を押すと、起動中の状態でTTYへ切り替えられます。

「本当の手動インストール」はこちらを見てください:Arch Linux ARMを自分でダウンロードし、bootとrootパーティションを手動で作成し….さらにrootfsを突っ込みます:https://github.com/dreemurrs-embedded/Pine64-Arch/wiki/Manual-Install-(like-desktop-Arch)
